Adulutな貴方へ 〜「快適」Music〜
第7回:クラシックとジャズ


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皆さん こんにちは!

少しずつ涼しくなって来ましたが、いよいよ秋シーズンに入ろうとしていますが、皆様お元気ですか?
さて、今回は、前回(第6回)での予告の通り、クラシック音楽とジャズにテーマを当てて、快適・心地良い音楽アルバムをご紹介してゆきます。
しかしこのコーナー読者・リスナーの方は、クラシックあるいはジャズを日頃から好きでよく聴かれる好きな方もいれば、クラシックあるいはジャズなんかあまり聴かない方もおられるはずですです。
(デモ、もう既にこのコーナーにご興味のある方は、ご推奨した快適Musicアルバムを聴かれていれば自然にジャズ・アルバムを聴かれたことになってシマッタのですが!?)
前書きはこの位にして、朝の起きがけ時や、読書や食事のバック、また、風呂上りでの一杯やりながら・・・・等々、そんな場面にお奨めのアルバムを、心地良い・心地宵(?!)あるいは、癒し系となるピアノ演奏を中心にご紹介しましょう。

まずは、クラシックをジャズ的に演奏とは〜入門編〜

 まず“オイゲン・キケロ”をキケヨ(!?)

ココロ・ジャズ/オイゲン・キケロ

ココロ・ジャズ
オイゲン・キケロ (1965年録音)

ジャンル:ジャズ
(国内盤 ユニバーサルクラシック UCCM-9023 2000/11/22)

1.ソルフェジオ・ハ短調 4.バッハのソフトリー・サンライズ
2.スカルラッティのソナタ・ハ長調 5.幻想曲・ニ短調
3.クラヴザン曲集から小さな一生 6.神よ,あわれみたまえ(マタイ受難曲より)

オイゲン・キケロ(Eugen Cicero:1940年ルーマニア/クラウンゼンブルグ生まれ)は、もともとクラシックを学んでいたが、1950年代後半よりジャズへ転向し、その彼がクラシックをジャズ化して演奏し音楽的に成功させた代表作であり、最高傑作といわれる彼の記念碑的なアルバムです。
次にとりあげるバッハ作品で有名なジャック・ルーシェと違いクラシックなら何でもこなすという名手の音を、まずは聴いてみるかという雰囲気でどうぞ!

 軽快なバッハの名手“ジャック・ルーシュ”

Best of Play Bach/Jacques Loussier

ベスト・オブ・プレイ・バッハ
ジャック・ルーシェ

ジャンル:ジャズ
(国内盤 ユニバーサルクラシック UCGT-7001 2004/03/03)
(SACD Hybrid ハイブリッド仕様〉

1 前奏曲第1番ハ長調 BWV.846
 <平均律クラヴィーア曲集第1巻>より
7 パストラーレ・ハ短調
2 イタリア協奏曲:アレグロ 8 主よ、人の望みの喜びよ
3 イタリア協奏曲:アンダンテ 9 ガヴォット・ロ短調 BWV.1068
4 イタリア協奏曲:プレスト 10 フーガ第5番ニ長調 BWV.850
  <平均律クラヴィーア曲集第1巻>より
5 G線上のアリア 11 ガヴォット・ニ長調
6 トッカータとフーガ・ニ短調  

ジャック・ルーシェ(Jacques Loussier: 1934年生まれ)は、“クラシックの曲をジャズで”という試みの代表選手であり、彼の生誕70周年、また名作「プレイ・バッハ」のシリーズ化のレコーディング45周年を記念して編集された、「プレイ・バッハ」のベスト集アルバムです。心地よく軽快なバッハをどうぞ!

クラッシックとジャズの融合・現代音楽への境界?〜グローバル編〜

 リリシズムあふれる“キース・ジャレット”

Spirits/Keith Jarrett

Spirits 1 & 2
Keith Jarrett

ジャンル:ジャズ
(UK輸入版 ECM 829 467 1993/07/13 CD2枚組み)

CD-1 Spirits(Volume 1)1〜6(6曲)
CD-2 Spirits(Volume 2)1〜7(7曲)

キース・ジャレット(Keith Jarrett:1945年アメリカ/ペンシルヴァニア生まれ)は、3歳でピアノを習い始め、7歳にしてコンサートをもち、以後プロの道を歩み、17歳で著名なバークリー音楽院に学んだ、早熟にして天才・奇才として、ジャズ評論家の間では、現在最高のピアニストといわれています。
彼は、著名なアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンンジャーズ、マイルス・デイビス等に加わる一方で、世界各地でソ ロ・コンサートを開き、独創的なジャズ・ピアノ・ソロの世界を築き上げています。
そんな彼が、クラシックの手法にジャズ的要素を加え、さらに、東洋・西洋音楽を踏まえ、まさに世界音楽の統合的世界を、この作品で美しく演奏されています。
2枚組ながら全体として一貫性を持っており、多種の楽器音を加味し彼一人の手による多重録音されたところが創造的な作品となっています。

The Melody at Night, with You/Keith Jarrett

メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー
(The Melody At Night, With You)
キース・ジャレット(Keith Jarrett) (1998年録音)

ジャンル:ジャズ
(国内盤 ユニバーサルクラシック UCCE-9058 2005/08/24 限定特別価格盤)

1.愛するポーギー 6.ブレイム・イット・オン・マイ・ユース/メディテーション
2.アイ・ガット・イット・バッド 7.サムシング・トゥ・リメンバー・ユー・バイ
3.ドント・エヴァー・リーヴ・ミー 8.ビー・マイ・ラヴ
4.サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー 9.シェナンドー
5.マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ 10.アイム・スルー・ウィズ・ラヴ

キース・ジャレットの演奏によるクラシックのテクニックと美しい感性に裏付されたスタンダード・ジャズは、ジャズ・ファンを含め多くのファンを持っており、トリオによる演奏も多く出していますが、ソロでも美しく、その代表のひとつがこのアルバムです。
慢性疲労症候群という聞き慣れない病気のため、しばらく活動を休止していたキース・ジャレットが見事に復活した作品でもあります。どうぞ、リラックス・癒し系の音楽としても、BGMとしても、ご賞味下さい。

クラック・ミュージシャンによるジャズへの挑戦〜チャレンジ編〜

 貴公子“ティボーテ”によるジャズ演奏
Prelude to A Kiss/Thibaudet

プレリュード・トゥ・ア・キス 〜デューク・エリントンヘの憧憬
ティボーテ(ジャン=イブ)

ジャンル:クラシック(or ジャズ)
(国内盤 ユニバーサルクラシック POCL-1879 1999/05/12)

1.ジュビリー・ストンプ 8.トンク
2.イン・ア・センチメンタル・ムード 9.ベガーズ・ホリデイ組曲
3.アイ・ガット・イット・バッド 10.ラッシュ・ライフ
4.プレリュード・トゥ・ア・キス 11.幻想のキャラヴァン
5.ソフィスティケイテッド・レディ 12.カム・サンデイ
6.クロウズド・ウーマン 13.シングル・ペタル・オブ・ア・ローズ
7.デイ・ドリーム 14.ソリテュード

クラシックのピアニストの貴公子であるジャン=イブ・ティボーテ(Jean-Yves Thibaudet フランス生まれ) がジャズの作曲・編曲の大御所のデューク・エリントンへの想い込めて(?)のチャレンジャブルな演奏をどうぞ。
(但し、ゆったりとしたドビッシー風な演奏と言った方が良いかもしれませんが)

クラシック的現代音楽を軽快なアレンジで〜フュージョン編〜

 ブラジリアン音楽で軽快な“デオダート”
ツァラトゥストラはかく語りき/デオダート

ツァラトゥストラはかく語りき
デオダート (1972年録音)

ジャンル:フュージョン/ジャズ(or ワールド・ミュージック)
(国内盤 キングレコード KICJ-8321  2000/08/23)

1.ツァラトゥストラはかく語りき 5.牧神の午後への前奏曲
2.スピリット・オブ・サマー 6.セプテンバー13
3.カーリーとキャロル 7.ツァラトゥストラはかく語りき(シングル・ヴァージョン)
4.輝く腕輪とビーズ玉  

アントニオ・カルロス・ジョビンを中心として生み出したボサ・ノヴァに斬新な和声アレンジを加え、ポピュラー作品として世界に紹介したボサ・ノヴァ第2世代を代表し、渡米後、フランク・シナトラ、ロバータ・フラック等のアレンジを手がけたピアニスト/作曲家/アレンジャー/プロデューサーであるエウミール・デオダート(Eumir Deodato:1942年ブラジル/リオデジャネイロ生まれ)を世に知らしめた、当時クロスオーバーと呼ばれたフュージョン音楽の先駆的なヒット作です。
“ツァラトゥストラはかく語りき(or こう語った)”(Also sprach Zarathust)は、ドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェの4部作からなる著作)をリヒャルト・シュトラウスが1896年に作曲した交響詩曲。

ラプソディー・イン・ブルー/デオダート

ラプソディー・イン・ブルー
デオダート (1973年録音)

ジャンル:フュージョン/ジャズ(or ワールド・ミュージック)
(国内盤 キングレコード KICJ-8322 2000/08/23)

1.サテンの夜 4.スーパー・ストラット
2.なき王女のためのパヴァーヌ 5.ラプソディー・イン・ブルー
3.摩天楼  

ガーシュイン作曲の“ラプソディー・イン・ブルー(Rhapsody In Blue) ”は、軽快Musicの必須曲であり、そのアレンジに脱帽です。

では、最後にクラシックをボサ・ノヴァで!?〜番外編〜

 スキャットの名手“伊集加代(子)”
乙女の祈り/シンガース・スリー

乙女の祈り〜Classic In Bossanova
シンガース・スリー,池野成秋とプレイ8 (1968年録音)

ジャンル:イージーリスニング(or ボサノヴァ)
(DIWTHEGARDEN DG 14 2005/2/25)

1.乙女の祈り 7.アベ・マリア
2.エリーゼのために 8.ショパンのノクターン
3.シューベルトのセレナーデ 9.シューベルトの子守歌
4.菩提樹 10.ブラームスの子守歌 
5.ドリゴのセレナーデ 11.愛の夢 
6.幻想即興曲 12.別れの曲 

ジャズ・ピアニストの池野成秋のコンボとスキャットの名手である伊集加代(子)らシンガーズ・スリーによる、クラシック曲へのジャズ&ボサ・ノヴァのアレンジ+スキャットによる貴重なアルバムのCD復刻版です。
伊集加代子の名は知らなくとも伊集加代子は、彼女の声は誰もが聞いたことがあるという大ベテラン。
バックコーラスとして、数々の歌手(いしだあゆみや、南沙織、郷ひろみ、山下達郎、さだまさし、大滝詠一、アリス、矢沢永吉・・・等)のレコーディングやステージへの参加、そして何よりも、CMソング歌手として6000曲を超す。有名なところでは、「違いのわかる男の…」が流行語になったコーヒーCMの「ダバダ〜」というスキャットが彼女。また、また、古くは1970年代の深夜人気TV番組であった「11PM」の「シャバダバ シャバダバ」テーマ・スキャット、アニメ歌手として「アルプスの少女ハイジ」の主題歌等を担当しています。
なお、ご参考に彼女のジャズやボサ・ノヴァが聴けるアルバムには、
「岡崎広志とスターゲイザーズ/OKAZAKI HIROSHI&HIS STARGAZERS a compilation 」
( レディメイド・レコーズ  COCP 50222  2000/1/29)、
「リヴィング・ボッサ フィーチャリング 沢田駿吾&伊集加代 」(ソリッド CDSOL 1079 2003/10/18)、
「伊集加代/リヴィング・スキャット・エレガンス フィーチャリング 伊集加代 」
(ソリッド  CDSOL 1091 2004/4/24)
「伊集加代/リヴィング・スキャット フィーチャリング 伊集加代 」(ソリッド CDSOL 1080 2003/10/18)
等があります。

☆ご参考にその中から1枚紹介しておきます。
リヴィング・ボッサ/沢田駿吾・伊集加代

リヴィング・ボッサ
  フィーチャリング 沢田駿吾&伊集加代

沢田駿吾&伊集加代

ジャンル:イージーリスニング(or ジャズ/日本人)(or ボサノヴァ)
(ソリッド CSSOL 1079 2003/10/18)

1.マシュ・ケ・ナダ 7.男と女 13.ビン・ボン
2.黒いオルフェ 8.イパネマの娘 14.シナモン・アンド・クローヴ
3.デサフィナード 9.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン 15.ハワイの結婚の歌
4.夜のストレンジャー 10.いそしぎ 16.白い恋人たち−恋は水色
5.クワイエト・ナイト 11.ソー・ダンソ・サンバ 17.バラ色の人生
6.おいしい水 12.ミシェル

※ 曲番(15)〜(17)に伊集加代が参加。

日本のジャズ・ギターの大御所である沢田駿吾(日本のエレキ・ブーム時の素人バンド達の全国勝ち抜きエレキ合戦の初代審査委員長!)とのグループでのシンプルで軽い感じのボサ・ノヴァのBGMとしてどうぞ!

今回は、クラシックとジャズを中心にグッドなアルバム、快適なアルバムをお届けしました。

次回11月号では、12月のクリスマスの準備のためにいち早く、クリスマス特集をいたしましょう。
 それでは、次回もお楽しみに! また、皆さんのご意見もどうぞ!

Profile
Name:原田 真(はらだまこと)

大手IT関係会社勤務、環境コンサルタントとしてISOマネージメントを部長として指揮、プライベートでは原田文庫と呼ばれるほどの蔵書を有し、「わからないことは原田に聞け」と呼ばれる博識。音楽にも造詣が深く趣味のギターはプロ顔負けのジェントルマン

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